今日のブログは、発注者が強い立場とは限らないがテーマです。
逆・重視度分析
Question
設備が故障したので、緊急補修を発注先メーカーに依頼したのですが、私の要望は無視され、設備の復旧が大幅に遅れてしまいました。
Answer
あなたの分析では、あなたの情報・経験・知識不足と交渉力の欠如が原因とありますが、本当にそれが主たる原因でしょうか?
もしかすると、発注先メーカーにとって、貴社や貴社担当者の重視度が低いのかもしれません『逆(相手から見た貴社の)重視度分析』。
例えば、相手にとって、貴社との取引金額や利益が大したことがないとか、今後の取引についても期待をしていないとか、貴社担当者の言動などの対応に不平や不満を持っているなどです。
もしそうだとすれば、発注先メーカーに対する対応を見直さなければなりません。
なぜなら、重要な設備の故障時でも相手の対応が、今回と変わらないとしたならば、大変な損失を出す恐れも考えられます。
しかし、取引量などは会社の方針がありますので、すぐには変えられないかもしれません。
そこで、すぐに変えられるのは、相手に対する担当者の心構えや言動ですので、そこを至急見直したいですね。
自社が大企業の場合、無意識に傲慢になっている可能性もあります。
自省して「相手はパートナーである」という心構えで、言動にも細心の注意を払いましょう。つまり、発注側が常に強い立場とは限りません。
そのようにしても、相手の対応が変わらない場合は、念のために、代替メンテナンス会社などを手当てすることも必要になるでしょう。